自律神経の乱れを整えるにはリズムのある生活
外気が暑くなると、人間の体はそれに応じて無意識に体温を調節します。しかし、室内と室外など気温の急激な変化に対応できなくなると、自律神経の乱れが発生。食欲がなくなったり体調がすぐれないなどの不調が現れます。そんなとき自律神経の乱れを整える方法を紹介しましょう。
自律神経の乱れを整えるには?
体に巡らされている神経は、自分の意思で動かすことができる体性神経と、自分の意思ではコントロールできない自律神経の2つに分けられます。さらに自律神経には、交感神経と副交感神経があるのです。
寝ているときは副交感神経が優位に働いて、リラックス状態になります。目覚めているときは交感神経が優位に働き、活動的な状態に切り替わるのです。
自律神経の乱れを整えるには、交感神経と副交感神経のバランスが重要。それには規則正しいリズムのある生活をすることが大切です。
朝食を抜かずに決まった時間に3食きちんととり、夜は十分な睡眠時間を確保します。よく動いてよく休むことが、交感神経と副交感神経のバランスをとることにつながるのです。
自律神経の乱れを招く冷えに注意
自律神経の乱れを招くのは暑さだけではありません。冷たい飲料の取りすぎや冷房が原因となる場合もよくあります。自律神経の乱れを整えるには、暑さをやわらげるとともに、冷えにも注意するのが基本。そして、ときには意識して温かいものを口にするとよいでしょう。
たとえば、冷えの症状が目立つときや胃腸機能の低下したときは、冷たいものを避けて温かい食事や飲み物をとるようにします。また、お風呂はシャワーで済ませるのではなく、ぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。リラックス効果が自律神経の乱れを整えてくれるのです。
寝るときは冷房を使わないのがベスト。寝ている間に体を冷やしすぎると、かえって疲労感が残ることからです。とはいえ、暑さで十分に眠れない事態は避けたいところ。「寝る前に部屋を冷やす」「タイマーを利用する」などの工夫をするとよいでしょう。
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