骨密度は水泳をすると低くなる傾向がある!?
女子中高生の骨密度検査で驚きの結果が出ました。「陸上部・新体操部・テニス部・水泳部・帰宅部」のうち、もっとも骨密度が低いのは、なんと水泳部。骨密度は水泳で低くなる傾向があるのです。『ためしてガッテン』の「30代で骨粗しょう症」で紹介されていました。

水泳は骨密度が低くなる傾向がある
骨密度検査で高い順に並べると、1位が陸上部で2位が新体操部、3位が帰宅部で4位がテニス部、なんと最下位は水泳部でした。
じつは、飛んだり跳ねたりする陸上や新体操などは、骨密度が高くなる傾向があります。逆に、骨に負担がかからないので、水泳は骨密度が低くなる傾向があるのです。
そして意外なのは、帰宅部が3位に入ったこと。じつは運動以外でも、それ以上に骨密度を左右する要因があるからです。ちなみに運動は、骨密度への影響はあまり高くありません。
20代以前の骨密度が将来を左右する
もっとも骨密度に影響するのは、痩せているかどうかということ。痩せ型は、体重による負荷が骨細胞にかかりにくいために、骨密度が低くなる傾向が強いのです。また、痩せ型は脂肪が少ないため、脂肪に蓄えられる骨を強くする女性ホルモンが少ないこともあります。
じつは骨密度が最大骨量となるのは20歳。そこをピークとして40歳ごろまでほぼ横ばいですが、そこから徐々に減少します。
ここで、ピーク時の骨密度が平均よりも低ければ、それだけ早く骨粗しょう症になるということ。20代以前の骨密度こそが、将来の発症を大きく左右するのです。
その意味で、10代からのダイエットは骨密度にはマイナスの影響が大。ピーク時の骨密度を低下させることにつながります。しっかりと体が作られるまでは、ダイエットするのはNGなのでした。
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