水虫の原因は足の過剰な角質ケアかもしれない

水虫はシニア男性がかかるもの…そんなイメージを持っている人が多いはず。じつは女性の3人に1人が水虫に感染しているといわれています。そもそも水虫の原因とは何なのでしょう？　『駆け込みドクター』で紹介されていました。

水虫のおもな原因は足元

水虫とは、カビの仲間である「白癬菌（はくせんきん）」が、体に寄生することでおきる皮膚の病気です。かゆみや痛み、炎症などを伴います。

水虫のおもな原因は足元。女性が履くことが多いブーツは、水虫がもっとも繁殖しやすい環境を作り出しています。

水虫の9割は足の裏や指に発生しますが、場合によっては爪にも発症。治りにくくてやっかいです。足だけではありません。手や頭など、全身に感染することもあるのです。

水虫予防のポイントは「感染経路」です。たとえば、銭湯の足拭きマットや旅館のスリッパ、さらに爪切りやペットから感染する場合もあります。家族の誰かが水虫だと、感染する可能性が上がるのです。

20～30代の若い人は、自分が水虫だと思いもせずにそのまま放っておくことが多い世代。この年代は足のお手入れとして、角質ケアを過剰に行ってしまうことも関係がありそうです。

水虫の原因である白癬菌は、足の表面の傷口から体に侵入するもの。過度の角質ケアは表面に小さな傷を作ってしまうため白癬菌が進入しやすくなってしまうのです。

じつは水虫患者の中でかゆみを訴える人は1割ほど。あとの9割は症状がありません。「隠れ水虫」ともいわれています。そこで、こんな人は危険だという、水虫の3つの危険なサインを紹介しましょう。

【隠れ水虫3つのサイン】

水虫のおよそ7割が乾燥タイプと呼ばれるものになります。足がカサカサしていると皮膚のバリア機能が失われるため、皮膚の間から白癬菌が入ってくることが原因です。水虫が「かゆい・じくじくする」というイメージの人は、自分が水虫であることに気づいていないかもしれません。