「もの忘れ」と「アルツハイマー病」の違い
年齢を重ねると「もの忘れ」は多くなるものです。一方で「アルツハイマー病」の特徴も、記憶の障害にあります。「もの忘れ」と「アルツハイマー病」はどのように違っているのでしょう? 症状が進むにつれてその違いはだんだん大きくなるのです。『林修の今でしょ!講座』で紹介されていました。
記憶障害とのもの忘れの違いとは?
「認知症」はある日突然、発症するものではありません。何年もあるいは何十年も前から、脳の中では少しずつ変化がおきています。認知症の発症を予防し、進行を少しでも遅くするためには、この変化を見逃さずに「早期発見」をすることが大切です。
その認知症の中でも、もっとも多いとされているのが「アルツハイマー病」。そして、最初に出てくる症状は「記憶障害」です。とはいえ、普通の人でも歳をとってくると「もの忘れ」の症状が出てきます。
このため、最初は区別がつきにくい病気です。しかし、だんだん発症が進むとこの「記憶障害」「もの忘れ」は違った様相を見せてきます。
記憶障害がアルツハイマー病の特徴
ふだん忙しくしていると、朝食に何を食べたのか思い出せないことがあるはず。これがいわゆる「もの忘れ」です。
しかし、アルツハイマー病の場合は、朝食を食べたこと自体を忘れてしまうもの。普通の人であれば、何を食べたかを忘れても、食べたこと自体はなかなか忘れません。この「記憶障害」こそがアルツハイマー病の特徴です。
また、スーパーマーケットに10種類の食材を買いにいったとき、2~3種類忘れてしまうのが「もの忘れ」。スーパーマーケットに何をしにいったかすら忘れてしまうのが「記憶障害」すなわち「アルツハイマー病」です。
■5月13日放送『林修の今でしょ!講座』
【認知症・アルツハイマー病2時間SP】
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