鼻水が緑色のネバネバだったら副鼻腔炎のサイン
鼻水にはサラサラした水溶性のものから粘り気や色の付いたものまで、さまざまな種類があります。そんな鼻水を放置すると発症する病気が副鼻腔炎。副鼻腔炎は炎症が悪化して膿が溜まると、場合によっては失明に至ることもあります。そんな副鼻腔炎のサインは緑色や黄色のネバネバの鼻水です。
鼻水が緑色のネバネバは副鼻腔炎
鼻水が緑色や黄色のネバネバだったら、それは副鼻腔炎の明らかなサインです。副鼻腔炎は誰にでも発症する可能性のある鼻の大病の代表格。風邪を放置して発症したり、長引くぜん息の果てに併発することがよくあります。
副鼻腔炎は急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の2つに分けられます。急性副鼻腔炎が治らずに慢性化したものが慢性副鼻腔炎です。以前は蓄のう症と呼ばれていた病気になります。
副鼻腔炎が慢性化してしまうのは、鼻と副鼻腔をつないでいる自然口という通路が、細菌感染やアレルギー反応などによって粘膜が膨らんでしまうことにより閉じられてしまうからです。
緑色の鼻水に口呼吸は早めの受診
自然口が閉じられて狭くなると、副鼻腔に膿が溜まります。溜まった膿によって粘膜は一層膨れ上がってしまうのです。粘膜が膨れ上がることで、鼻づまりやいびき、嗅覚低下などがおこります。
副鼻腔炎になるとどうしても口呼吸に頼るため、痛めてしまうのがのど。風邪をひきやすくなったり、扁桃腺を腫らしやすくなったりします。加えて、集中力が低下したり、頭痛や頬の痛みなどの症状が現れるのです。
鼻づまりや慢性的な緑色の鼻水に加えて、口呼吸をしていたり、鼻をかまずにすすってばかりいたり、声をかけても聞こえていないことが多かったりするなどの様子が見られる場合は、早めに耳鼻科を受診するようにしましょう。
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