自律神経の乱れは交感神経ばかりが働く悪循環
自律神経には正反対の役割を持つ、交感神経と副交感神経があります。交感神経と副交感神経は、車にたとえるとアクセルとブレーキのような関係。そして、本来はブレーキを踏むべきところでアクセルを踏んでしまうのが自律神経の乱れです。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。
自律神経の乱れをチェックしてみた
まわりの環境に自分の体が適応できないことを、自律神経の乱れといいます。たとえば家に帰ってゆっくり眠りたいのに、交感神経が優位だと目がパッチリ開いてしまったり。自律神経の乱れは、私たちの体にどんな影響を及ぼすのでしょう?
そこで、街行く人の自律神経をチェックしてみました。使用するのは、軽く持つだけで指先の脈や心臓の動きなどを感知して、自律神経の働きを測定する「疲労・ストレス測定システム」です。
すると、たしかに仕事が休みという人は交感神経より副交感神経が優位な状態でした。一方、ショップ店員に測定させてもらうと、仕事中ということで交感神経が優位。やや緊張状態でした。
自律神経の乱れが続いたまま悪循環
ところが、散歩中という家族連れの両親を測定すると、どちらも交感神経が優位な状態。本人も夜あまり眠れていないといいます。これこそが、現代人の多くが抱える問題です。
このように本来、副交感神経が働くべきときに交感神経が働いてしまう人が大勢います。交感神経は朝起きたときや仕事中など体を活発に働かせるにはとても重要なもの。しかし、交感神経ばかりが働き続けると、内臓などに負担かかって疲れや不調を引き起こしやすくなります。
さらに、その不調によるストレスから一層、交感神経ばかりが働く悪循環が発生。その結果、自律神経の乱れがいつまでも続いたままになってしまうのです。
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