天気痛を改善する耳マッサージの効果を検証した
天気痛を改善する耳マッサージは、耳を上・下・横にそれぞれ5秒ずつ引っ張ったら、軽く引っ張りながら後ろに向かって5回ゆっくり回します。そして、耳を折り曲げて5秒間キープ。最後に耳全体を手の平で覆い、後ろに5回ゆっくり回したら終了です。『その原因、Xにあり』で紹介されていました。
天気痛改善の耳マッサージを検証
はたして、耳マッサージで天気痛は改善されるのでしょうか? 30年来、天気痛による頭痛に悩んできた、雛形あきこさんが検証します。検証前、急に気圧が下がって曇りとなったこの日、気圧は1021ヘクトパスカルでした。
本人曰く「今日は調子が悪い日」とのこと。痛み止めを服用して横になり、しばらく起きられませんでした。そんな雛形さんが朝昼晩の1日3回、天気痛改善の耳マッサージを実践します。検証期間は2週間です。
検証を開始して5日目、雛形さんに変化が現れます。気圧は1013ヘクトパスカルを切ると低気圧となりますが、この日は雪で気圧は999ヘクトパスカル。大幅に気圧が下がっているにもかかわらず、薬を飲まずに仕事ができています。
天気痛を発症したら酔い止めの薬
こうして2週間の検証期間は終了。雛形さん曰く、重くなったりという違和感はあるものの「寝ていないと!」と思うくらい、天気痛で具合が悪い日はなかったといいます。天気痛がずっとよくなっていることを実感していました。
このほか、2名の一般被験者も痛みが改善したと喜んでいました。耳マッサージで、天気痛改善の兆しが見られたのです。
なお、天気痛を発症してしまったときはどうすればよいのでしょう? そのときは乗り物酔いの薬が効果的。いわゆる酔い止めの薬です。乗り物酔いの薬には、耳の興奮を抑える成分が入っているからです。市販されているものにもそのような成分が含まれているものもあります。
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