アディポネクチンを増やす10分間体操のやり方
それがアディポネクチンの量を増やす10分間体操が「壁ネクチン体操」です。まず壁に背を向けて両足をそろえて立ち、両腕を軽く開いて壁にくっ付きます。これが基本姿勢。ネクチンとはそもそそも「くっつく」という意味です。『ためしてガッテン』で紹介されていました。
内臓脂肪を刺激してアディポネクチン
まずはこの基本姿勢を3分間続けます。かかととお尻と背中と後頭部を、壁にピッタリとくっ付けるのです。この基本姿勢は下腹部に力を入れることになるため、内臓脂肪に刺激が入ります。
これにより、内臓脂肪の血流がアップ。脹らんだ内臓脂肪に圧迫されて下がってしまった血流を少しでも改善して、脂肪細胞に養分が行くようにします。その結果、アディポネクチンを増やそうというわけです。
次に壁から足ひとつ分前に出てください。ここから右手で左側の壁、左手で右側の壁というように、交互にタッチ。これを声を出しながら30回繰り返します。やってみるとわかりますが、この動きは脇腹を効率的に動かすことが可能です。
3週間でアディポネクチンを増やす
次は、再び壁にかかととお尻、背中と肩をくっ付ける基本姿勢に戻ったら、壁に手をつけたまま両手を真上まで上げて、また元の位置まで元すのです。これを3回繰り返します。
この動きは、成人の首や肩のまわりにある褐色脂肪細胞を刺激するもの。褐色脂肪細胞は高い脂肪燃焼効果を持つ細胞です。褐色脂肪細胞を活性化することで、なるべく内臓脂肪の燃焼させます。
最後は、ハッハッハと笑いながら行う深呼吸3回で締めくくりです。声を出したり笑い声をあげるのはお腹に力が入るため、これもよい刺激になります。一連の壁ネクチン体操を行うと、所要時間はだいたい10分ほど。これを朝と夕の1日2回、3週間続けることでアディポネクチンの量を増やすことができます。
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