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脳がたった1週間で活性化して若返るアロマ療法

「認知症」対策の研究から「ある匂い」を嗅ぐだけで、脳が活性化して若返ることがわかったのです。その匂いとは「アロマオイル」。しかも、たった1週間で脳が活性化するというのです。ポイントは昼間は活性化系、夜は沈静化系のアロマオイルを嗅ぐことにあります。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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認知症を発症すると臭神経にダメージ

そもそも人の脳には、中心部に記憶を司る「海馬」という部位があります。認知症を発症すると、かつてはこの海馬がダメージを受けると考えられていました。しかし、事実は違っていたのです。

じつは、この海馬に直接つながっている神経があります。それが匂いを感じ取る「嗅神経」です。認知症を発症すると、まず最初にこの嗅神経が最初にダメージを受けるとわかってきました。

そして、このダメージが次第に海馬に伝わっていき、記憶の機能を破壊しながらそのほかの部位にも広がって悪化していくのです。そして、嗅神経はだけは極めて例外的に、ほかの脳神経とは違って再生能力が高いことに特徴があります。


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脳の若返り効果が期待できる香り

そこで、なんらかの香りで嗅神経を刺激することで、その機能を再生させ、そこにつながった海馬も活性化させられないかを検討。これによって認知症を予防・改善できるのではと考えたのです。

そして、脳の若返り効果が期待できる香りとは、日中は集中力が高まる「ローズマリー」と気分の高揚効果がある「レモン」をブレンドした活性化系のアロマオイル。夜間は安眠効果がある「ラベンダー」とリラックス効果がある「オレンジ」をブレンドした沈静化系のアロマオイルです。

弱まってしまった嗅神経に、活性化と沈静化の刺激を繰り返し与えることで、神経細胞が効率よく再生。脳の活性化が期待できるのです。実際に、認知症予備軍の女性や、物忘れが多くなったものの脳は正常レベルの男性などに、この「アロマ療法」を実施。たった1週間で大幅な改善効果が現れたのです。

■2月25日放送『みんなの家庭の医学』
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