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前頭側頭型認知症を早期発見する4つの危険信号

40代から発症する認知症が「前頭側頭型認知症」です。初期は記憶がしっかりしている反面、意欲・やる気がなくなったり、行動のコントロールができなくなる症状が特徴。前頭側頭型認知症を早期発見する4つの危険信号を紹介します。『得する人損する人』で取り上げられていました。



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前頭側頭型認知症を早期発見する4つの危険信号


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前頭側頭型認知症は若い年齢で認知症

前頭側頭型認知症は、その特徴が周知されていないために、治療が早く始められないケースが少なくありません。そして、早期発見ができず適切な処置を受けないまま、前頭側頭型認知症を進行させてしまうケースが多いのです。

しかも、前頭側頭型認知症は40~60代の若い年齢におこる認知症としては、アルツハイマー病に次いで2番目もしくは3番目に多い病気。しかも、前頭側頭型認知症には、病気の進行を止めるという治療法はありません。

ただし早期に発見すれば、対症的な薬物療法というものはあります。すなわち、前頭側頭型認知症は早期に発見することが大切ということです。


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前頭側頭型認知症の4つの危険信号

そこで、この行動が現れたらピック病かもしれない、4つの危険信号を紹介しましょう。危険信号その1は「うつ病と間違えやすい」です。前頭葉自体の障害の症状としては、やる気・意欲・興味がなくなるというもの。それが一見、うつ状態に見えるので、間違えられることがしばしばあります。

前頭側頭型認知症の危険信号その2は「食の好みが変わる」です。前頭側頭型認知症は食行動に表れることもあり、甘いものや濃い味のものを好む傾向があります。お饅頭ばかり食べるとか、カツ丼ばかり食べ続けるといった食事の異常行動もよく出る症状の1つなのです。

危険信号その3は「同じものを大量に買う」です。これは前頭側頭型認知症の典型的な症状の1つにある常同行動の一種。とくに女性の場合は、いつも同じものを買ってきたり、同じものを料理する症状が現れます。

前頭側頭型認知症の危険信号その4は「我慢ができなくなる」です。これは本能的な行動を抑制できなくなってくるということで、一見わがままで自分勝手な行動をするようになります。いわゆる道徳観念のようなものもだんだん失われていくのです。ただし本人には、悪いという意識もあまりありません。

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