長野の長寿の秘密は「減塩指導」のたまもの
長野県は都道府県別平均寿命のランキングで男女とも1位になった県。なかでも人口7,527人の高山村は65歳以上の高齢者の割合が25%です。その長寿の秘密は「減塩指導」のたまものなのです。『駆け込みドクター!』で「ニッポンが誇る長寿村」で紹介されていました。
長野の長寿の秘密は減塩指導
かつて長野県は、高血圧や脳卒中で倒れる人が多い県として知られていました。その原因は漬け物や塩分の多いものをよく食べるという食習慣です。
そこで、食習慣を改善するために、県をあげて減塩指導を行いました。塩に変わって推奨したのが、酢などの調味料です。
その甲斐あって、長野県の食塩摂取量は年々減少。1人1日あたりの摂取量は1986年の15.1gから、2010年の11.6gまで大幅改善。それにともなって平均寿命が延びたのです。これが長野県の長寿の秘密です。
長野には長寿食材がいっぱい
長野県の長寿の秘密はほかにもあります。長野県高山村のある家庭では季節ごとに旬を迎える野菜がなんと60種類も栽培。しかも、こんなに野菜がとれていても農家ではありません。まさに自給自足の生活です。
また、長寿食材に「山菜や野菜の瓶詰め」があります。ゴーヤやフキ、高原豆、サンショウ、キャラブキ、生姜、ツル人参などを水煮や酢漬けにして、密閉状態で保存します。
このほか「根曲がり竹」はカリウム含有量が野菜の中ではトップクラス。「くらかけ豆」は信州特産の青大豆の一種で、食物繊維やビタミンB6が多く含まれます。「ニラせんべい」のニラは代謝をアップさせて食欲を増進させる働きがあります。夏バテ予防にもよいでしょう。
■『駆け込みドクター!』
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