コアトレーニングのストレッチポールの役割とは
コアトレーニングのターゲットとなるのは腹部のインナーマッスル。インナーマッスルは深層にある筋肉のため、表面にあるアウターマッスルのトレーニング方法とはちょっと違っています。日常で十分に使えていない筋肉を動かす必要があるのです。コアトレーニングにストレッチポールを使う理由を見ていきます。
コアトレーニングで機能を取り戻す
コアトレーニングで鍛えるべきはインナーマッスルです。インナーマッスルは意図して動かす難しいもの。そこでコアトレーニングでは、人間が本来持っている反射や反応を引き出して、もともとある機能や能力を取り戻すようにします。
成長する過程で忘れてしまった、私たちが本来持っているメカニズムを思い出すことにコアトレーニングの目的。すなわち、コアトレーニングの順序はリセットがファーストステップ。体がもともとあった状態にしなければなりません。
具体的には、コアトレーニングで本来の機能を忘れて緊張しすぎている筋肉の弾力を取り戻し、骨格を元ある状態に戻して機能を取り戻すのです。そのためにもっとも重要な場所は背骨になります。
背骨は二足歩行をする人間にとって、重力とうまく付き合いながら活動するときのまさに中心軸。体の中心にあって姿勢を保つ要です。
コアトレーニングにストレッチポール
ここで背骨まわりの筋肉は常に、重力に抵抗しながら背骨を支えているもの。体のどこかに歪みがあれば、アンバランスな荷重がかかっていることになります。
そして、コアトレーニングで背骨まわりの筋肉のリセットするのに効果的なのがストレッチポール。直径15センチほどで長さが1mくらいの円柱状のトレーニングツールです。
スポーツジムで、仰向けになってストレッチポールを背中に当てる光景を見たことがあるはず。その光景こそがコアトレーニングです。背骨まわりの筋肉をリセットするときは、ストレッチポールを背中に当てた状態で脱力します。
すると、重力から解放された背骨が正しい位置に戻るというわけ。背骨まわりの筋肉をリセットできます。コアトレーニングはリセットしたのち、ストレッチポールを背中に当てた仰向け姿勢でさまざまなエクササイズを実践。重力のかからない状態で、筋肉の正しい動きを取り戻していくのです。