アディポネクチンが多いから女性の寿命は長い
まずは12~96歳までの男女100名にご協力いただき、長生きホルモンであるアディポネクチンと生活習慣などの関係を調査しました。すると、アディポネクチンができやすい人とあまりできない人の特徴が明らかになっったのです。『ためしてガッテン』で紹介されていました。

アディポネクチンが多いタイプを調査
アディポネクチンが多い人はどんなタイプの人なのでしょう。性別、年齢、生活習慣など、いろいろな人たちを徹底調査しました。まずは柔道家の皆さん。もしや激しい運動がアディポネクチンを増やしてくれるのでしょうか。
囲碁が趣味の人も調査しました。ふだんから頭を使うことが長生きにつながるのかもしれません。はたまた、劇団員の皆さんも調査します。大きな声を出すことはストレス解消にもなりますし、健康にもよさそうです。
そのほか協力してくれるグループは、ランナー・絵手紙教室の人たち・中学生のサッカークラブなど。ほかにも、近くの老人ホームに入居している方や病院に通う患者さんも来てくれました。その数は100人にのぼります。
アディポネクチンが多いと寿命が長い
採取した血液はまず、遠心分離器にかけます。すると、血液は透明な部分と赤い部分に分離。この透明な部分を検査して、アディポネクチンの量を調べるのです。
その結果、男性57名の平均が8.6μg/ml、女性43名の平均が11.8μg/mlでした。まずは女性は、アディポネクチンが多いということがわかります。たしかに、平均寿命も女性のほうが長いのが通常です。
これはアディポネクチンの分泌を男性ホルモンが抑えてしまうことが原因といわれています。すなわち、女性が長生きするのはアディポネクチンが多いから。アディポネクチンが長生きのカギを握っているのです。
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