ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

ビタミンB1を食品で摂るなら豚キムチがおすすめ

国家戦略で食品に投与されているビタミンがあるのをご存じですか? それはビタミンB1です。ビタミンB1といえば、疲れに効くビタミンとして栄養ドリンクの主役。ウナギに豊富に含まれていることから、夏バテ予防によい食品とされています。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



スポンサーリンク
ビタミンB1を食品で摂るなら豚キムチがおすすめ


スポンサーリンク

ビタミンB1は食品だけでは不足

小学校の給食を作っている給食室をのぞいてみましょう。お米を炊く鍋を見てみると、水に浸したお米に何やら黄色い粒を混ぜています。じつはこれ、ビタミンB1をまぶしたお米。学校給食用強化米といって、100g中にビタミンB1を120㎎強化しているものです。

じつはビタミンB1は、一般の食品だけでは不足しやすい栄養素。そこで、学校給食摂取基準に基づいて、1日に必要な量の40%をまかなえるように、ビタミンB1を混ぜて提供しているのです。

ビタミンB1の1日の推奨摂取量は40代までは1.4㎎。しかし、実際には20代が1.03㎎、30代が0.95㎎、40代が0.94㎎と、給食を摂らなくなった世代は軒並み量が足りていないのです。


スポンサーリンク

ビタミンB1の食品なら豚キムチ

ビタミンB1不足で現る病衣が「脚気(かっけ)」。脚気とはビタミンB1不足によって、手足がしびれたり麻痺したりという神経障害がおこる病気、動悸や息切れ、やがては心不全となって命に関わるのです。

実際、脚気の1日の総患者数は2,000人。なんとなく脚気は昔の病気のイメージがありますが、現在進行形の病気です。とくに夏場は、汗でビタミンB1が失われるため注意が必要です。

そんなビタミンB1を効率的に摂る食品なら豚キムチがおすすめ。豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれていますが、そのままでは吸収しにくい性質。それがニラやタマネギ、ニンニクなどに含まれるアリシンと一緒に摂ると吸収が高まるからです。

■「ビタミン」おすすめ記事
αリポ酸は抗酸化作用はビタミンCより強力
酸化防止剤で入っているビタミンCは栄養ナシ
尿酸はビタミンCの代わって抗酸化作用を担う
ビタミンCの効果を得るには1日最低100mgを摂取
うなぎは養殖モノのほうがビタミンEがたっぷり
ビタミンEの効果を得るならサプリメントを活用

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事



目次