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マカロニ・ウエスタンは淀川長治の考案だった

「マカロニ・ウエスタン」と呼ばれる西部劇がありますが、じつはこの言葉は映画評論家の淀川長治さんが考案したもの。そもそもはイタリア製の西部劇として、欧米では「スパゲッティ・ウェスタン」と呼ばれていたもの。それをマカロニ・ウエスタンと呼び替えたのが語源なのです。



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マカロニ・ウエスタンは淀川長治の考案だった


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マカロニは中国発祥の食材だった

そもそも「マカロニ」は中国発祥の食材だったのをご存じですか? マカロニはもともとマルコ・ポーロが、中国からイタリアのベネチアに持ち込んだ食材だったといいます。

そして、その食材を法王に献上した際「おお、すばらしい(Ma Caroni)」と叫んだのだとか。それが語源となって、マカロニとなったのです。

マカロニといえば、日本では短い穴の開いた棒状のもののほか、貝殻状のものなどデザインを凝らしたものの総称を指すことが多いはず。一方のイタリア語のマッケローニは、主に穴のあいた棒状のものを指していて、茹でる際に適当な長さに折って使用するものを指します。


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マカロニ・ウェスタンは和製英語

英語でマカロニは、穴の開いた棒状の短いパスタのみを意味するもの。しかし、ニューヨーク周辺のイタリア系アメリカ人はパスタ全般を指す言葉として使っています。

ちなみに「マカロニ・ウェスタン」と呼ばれる西部劇がありますが、こちらはイタリア製の西部劇を表す和製英語。アメリカやイタリアでは、これらの西部劇を「スパゲッティ・ウェスタン」と呼んでいます。

『荒野の用心棒』が日本に輸入された際に、映画評論家の淀川長治さんが「スパゲッティでは細くて貧弱そう」ということで「マカロニ」と呼び替えたのです。なお、中身がないという意味も含んでいるとかいないとか。

とはいえ日本人による和製英語であるため、マカロニ・ウェスタンという言葉は他国では通用しません。

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