チーズ牛サラダは、吉野家の人気メニューのひとつで、タンパク質と野菜をバランスよく摂取できる一品です。ドレッシングを含まない状態での塩分量は1.8g程度と、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の約25%を占めています。この塩分の大部分は牛肉の調味料とチーズに由来しています。 日本の食文化においてサラダは、明治以降の西洋化とともに普及しましたが、肉やチーズを乗せた「メインディッシュ系サラダ」は比較的新しい食文化と言えます。チーズ牛サラダには、緑黄色野菜に含まれる食物繊維やビタミン、ミネラルに加え、牛肉の良質なタンパク質、チーズのカルシウムなど様々な栄養素が含まれています。一方で、チーズ自体にも塩分が含まれており、さらにドレッシングを加えると塩分摂取量が増加することに注意が必要です。塩分を気にする方は、ドレッシングは別添えで量を調整したり、焙煎ごまドレッシングよりもノンオイル和風ドレッシングを選ぶなどの工夫ができます。また、チーズ牛サラダだけを食べる場合は問題ありませんが、牛丼や豚丼など他の塩分を含むメニューと組み合わせる場合は、1日の総塩分摂取量に注意が必要です。特に高血圧や腎臓病などの持病がある方は、医師や栄養士に相談しながら、塩分摂取量を調整することをおすすめします。