タルタル南蛮から揚げ定食(並盛)は、から揚げに特製のタルタルソースをかけた定食メニューです。一食あたりの塩分量は6.4gと、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の約85%を占めています。 この塩分は主にから揚げの下味・衣、タルタルソース、味噌汁、漬物などから来ています。タルタルソースには、マヨネーズやピクルスなどの塩分を含む材料が使われているため、通常のから揚げ定食より塩分量が多くなります。 栄養学的には、塩分(ナトリウム)は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。日本人の平均塩分摂取量は10g前後と言われており、WHO(世界保健機関)の推奨する5g未満を大きく上回っています。 タルタル南蛮から揚げ定食(並盛)の塩分量は非常に多いため、塩分に敏感な方や高血圧などの持病がある方は避けるべきメニューです。1食で1日の推奨塩分摂取量のほとんどを占めてしまうため、健康管理の観点からは注意が必要です。 鶏肉には良質なタンパク質やビタミンB6などの栄養素が豊富に含まれています。ただし、タルタルソースはマヨネーズベースなので脂質が多く、カロリーも高くなります。揚げ物にソースをかけるため、全体的に脂質が多くなる点にも注意が必要です。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。塩分摂取量が非常に多いメニューなので、その日の他の食事では塩分を極力控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に特に注意しましょう。また、定期的に摂取するのではなく、たまの楽しみとして適量を摂ることをおすすめします。