から揚げ定食(特盛)は、サクサクのから揚げを特大サイズで楽しめる定食メニューです。一食あたりの塩分量は5.7gと、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の約75%を占めています。 この塩分は主にから揚げの下味・衣、味噌汁、漬物などから来ています。特盛サイズはから揚げの量が大幅に増えるため、塩分量も増加します。 栄養学的には、塩分(ナトリウム)は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。日本人の平均塩分摂取量は10g前後と言われており、WHO(世界保健機関)の推奨する5g未満を大きく上回っています。 から揚げ定食(特盛)の塩分量は非常に多いため、塩分に敏感な方や高血圧などの持病がある方は避けるべきメニューです。1食で1日の推奨塩分摂取量の大部分を占めてしまうため、健康管理の観点からは注意が必要です。 鶏肉には良質なタンパク質やビタミンB6など、鶏肉に含まれる栄養素が豊富です。ただし、揚げ物なので脂質が多く含まれる点には注意が必要です。また、特盛サイズはカロリーも高めになるため、活動量に応じて選ぶことが望ましいでしょう。特盛サイズは量が多いため、半分以上は持ち帰って次の食事に分けるという方法も、1食あたりの塩分摂取量を抑える効果的な方法です。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。塩分摂取量が非常に多いメニューなので、その日の他の食事では塩分を極力控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に特に注意しましょう。