から揚げ定食(大盛)は、サクサクのから揚げをたっぷり楽しめる定食メニューです。一食あたりの塩分量は5.0gと、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の約65%を占めています。 この塩分は主にから揚げの下味・衣、味噌汁、漬物などから来ています。大盛サイズはから揚げの量が増えるため、塩分量も増加します。 栄養学的には、塩分(ナトリウム)は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。日本人の平均塩分摂取量は10g前後と言われており、WHO(世界保健機関)の推奨する5g未満を大きく上回っています。 から揚げ定食(大盛)の塩分量は決して少なくはなく、特に塩分に敏感な方や高血圧などの持病がある方は注意が必要です。塩分摂取を抑えるには、から揚げを全て食べずに少し残す、味噌汁(塩分1.3g程度)は飲まない、漬物(塩分1.1g程度)も少し残すなどの工夫が効果的です。 鶏肉には良質なタンパク質やビタミンB6など、鶏肉に含まれる栄養素が豊富です。ただし、揚げ物なので脂質が多く含まれる点には注意が必要です。また、大盛サイズはカロリーも高めになるため、活動量に応じて選ぶことが望ましいでしょう。大盛サイズは量が多いため、半分は持ち帰って次の食事に分けるという方法も、1食あたりの塩分摂取量を抑える効果的な方法です。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。塩分摂取量が多めのメニューなので、その日の他の食事では塩分を控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に注意しましょう。