から揚げ定食(並盛)は、サクサクのから揚げをメインにした定食メニューです。一食あたりの塩分量は4.2gと、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の約55%を占めています。 この塩分は主にから揚げの下味・衣、味噌汁、漬物などから来ています。から揚げは日本で広く親しまれている料理で、鶏肉に下味を付け、小麦粉や片栗粉などをまぶして揚げた料理です。下味には塩や醤油などが使われるため、ある程度の塩分が含まれます。 栄養学的には、塩分(ナトリウム)は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。 から揚げ定食(並盛)の塩分量は決して少なくはありませんが、いくつかの工夫で塩分摂取を抑えることができます。例えば、から揚げを全て食べずに少し残す、味噌汁(塩分1.3g程度)は半分ほど残す、漬物(塩分1.1g程度)も少し残すなどの工夫が効果的です。 鶏肉には良質なタンパク質やビタミンB6など、鶏肉に含まれる栄養素が豊富です。ただし、揚げ物なので脂質が多く含まれる点には注意が必要です。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。塩分摂取量が多めのメニューなので、その日の他の食事では塩分を控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に注意しましょう。また、生野菜サラダ(塩分0.1g)を一緒に注文すると、カリウムを摂取しながら塩分バランスを整えることができます。