から揚げお新香定食（並盛）は、サクサクのから揚げとお新香（漬物）をメインにした定食メニューです。一食あたりの塩分量は4.4gと、成人の1日の推奨塩分摂取量（男性7.5g未満、女性6.5g未満）の約60%を占めています。 この塩分は主にから揚げの下味・衣、お新香（漬物）、味噌汁などから来ています。お新香は野菜を塩や調味料で漬け込んで発酵・熟成させた日本の伝統的な保存食で、その製法上、比較的高い塩分を含んでいます。 栄養学的には、塩分（ナトリウム）は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。一方で、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となることが知られています。 から揚げお新香定食（並盛）の塩分量は決して少なくはなく、特に塩分に敏感な方や高血圧などの持病がある方は注意が必要です。塩分摂取を抑えるには、から揚げを全て食べずに少し残す、お新香は半分だけ食べる、味噌汁（塩分1.3g程度）は半分ほど残すなどの工夫が効果的です。 鶏肉には良質なタンパク質やビタミンB6などの栄養素が豊富に含まれています。また、お新香には発酵による乳酸菌や食物繊維が含まれており、腸内環境の改善に役立つとされています。ただし、揚げ物なので脂質が多く含まれる点と、お新香の塩分が高い点には注意が必要です。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。塩分摂取量が多めのメニューなので、その日の他の食事では塩分を控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に注意しましょう。