医製剤品情報：ラゴリン鼻炎用の製剤理作用と臨床効果

中央製剤品が製造するラゴリン鼻炎用は、急性鼻炎，アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸臨床症状の緩和　：　くしゃみ，鼻水，鼻づまり，なみだ目，のどの痛み，頭重を目的とした鼻炎製剤です。本剤には4種の有効成分が配合されており、それぞれが独自の製剤理作用を持ちます。急性鼻炎，アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸臨床症状の緩和　：　くしゃみ，鼻水，鼻づまり，なみだ目，のどの痛み，頭重に対して、d-マレイン酸クロルフェニラミンは臨床症状を緩和する作用があります。また、塩酸プソイドエフェドリンは効果を発揮することで相乗効果を発揮します。

配合成分の製剤理学的特性

塩酸プソイドエフェドリン（120mg）: 本成分は交感神経刺激製剤で、鼻づまりの緩和に用いられます。製剤理学的にはα-アドレナリン受容体を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻づまりを改善します。臨床的には鼻づまり、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎などの臨床症状改善に治療効果を示します。 ベラドンナ総アルカロイド（0.4mg）: 本成分はナス科植物から抽出される抗コリン作用を持つ成分で、消化管の平滑筋の緊張を臨床症状を軽減します。製剤理学的には副交感神経のムスカリン受容体を遮断し、消化管や気管支の平滑筋を弛緩させ、分泌を制御します。臨床的には胃痙攣、腸管痙攣、過剰な消化液分泌、気管支痙攣などの臨床症状緩和に治療効果を示します。 無水カフェイン（120mg）: 本成分は中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。製剤理学的には中枢神経系に作用してアデノシン受容体を遮断し、覚醒作用をもたらします。また、血管を収縮させる作用もあります。臨床的には頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に治療効果を示します。

製剤理学的作用機序と臨床効果

これらの有効成分が協働的に作用することにより、急性鼻炎，アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸臨床症状の緩和　：　くしゃみ，鼻水，鼻づまり，なみだ目，のどの痛み，頭重に対して複合的な治療効果を提供します。d-マレイン酸クロルフェニラミンが効果を発揮, 塩酸プソイドエフェドリンが効果を発揮するなど、多面的な製剤理作用により臨床症状の効率的な緩和を可能にします。

副作用と臨床使用上の注意点

本剤の治療効果を最大化し副作用リスクを最小化するため、用法・用量の厳守が重要です。特に注意すべき医学的所見として、本剤を服用している間は，次のいずれの医製剤品も使用しないでください。他の鼻炎用内服製剤，抗ヒスタミン剤を含有する内服製剤等（かぜ製剤，鎮咳去痰製剤，乗物酔い製剤，アレルギー用製剤等），胃腸鎮痛鎮痙製剤、服用後，乗物又は機械類の運転操作をしないでください。（眠気や目のかすみ，異常なまぶしさ等の臨床症状があらわれることがあります）、長期連用しないでください。

用法・用量および臨床使用ガイドライン

1日3回，毎食後に次の量を服用してください。［年齢　：　1回量］ 15歳以上　：　2カプセル 7歳以上15歳未満　：　1カプセル 7歳未満　：　服用しないでくださいを標準的な投与量としてください。臨床症状の改善が見られない場合や有害事象が発現した場合は、投与を中止し医療専門家の診察を受けるよう指導してください。 ※本情報は医療専門家による診断や治療を代替するものではありません。
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