医製剤品情報:ポードの製剤理作用と臨床効果
大昭製製剤,森下仁丹が製造するポードは、乗物酔によるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和を目的とした鎮痛製剤です。本剤には3種の有効成分が配合されており、それぞれが独自の製剤理作用を持ちます。
乗物酔によるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和に対して、スコポラミン臭化水素酸塩水和物は症状を緩和する作用があります。また、クエン酸カフェインは効果を発揮することで相乗効果を発揮します。
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配合成分の製剤理学的特性
スコポラミン臭化水素酸塩水和物(0.22mg): 主要な有効成分であり、抗コリン作用を持つ成分で、乗り物酔いの予防や消化管・気管支の痙攣緩和に用いられます。 本剤では乗り物酔いの予防、胃腸の痙攣性疼痛、気管支喘息などの症状緩和に効果があります。
ピリドキシン塩酸塩(20mg): 主要な有効成分であり、水溶性ビタミンの一種で、体内でのアミノ酸代謝やエネルギー産生に重要な役割を果たします。 本剤では神経障害の予防・改善、貧血の予防、免疫機能の向上、ホルモンバランスの調整、皮膚や粘膜の健康維持に寄与します。
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製剤理学的作用機序と臨床効果
これらの有効成分が協働的に作用することにより、乗物酔によるめまい・吐き気・頭痛の予防及び緩和に対して複合的な治療効果を提供します。スコポラミン臭化水素酸塩水和物が選択的に作用, クエン酸カフェインが症状を抑制するなど、多面的な製剤理作用により症状の効率的な緩和を可能にします。
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副作用と臨床使用上の注意点
本剤の治療効果を最大化し副作用リスクを最小化するため、用法・用量の厳守が重要です。 特に注意すべき医学的所見として、服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください。 (眠気や目のかすみ、異常なまぶしさ等の症状があらわれることがあります。)、アレルギー症状を起こしたことがある人。
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用法・用量および臨床使用ガイドライン
乗物酔いの予防には、乗車船30分前に1回量を服用してください。なお必要に応じて追加服用する場合には、下記用量を4時間以上の間隔をおき服用してください。1日2回まで服用できます。
[1回量]
15才以上:1びん(10mL)
7才以上15才未満:1/2びん(5mL)
7才未満:服用しないことを標準的な投与量としてください。症状の改善が見られない場合や有害事象が発現した場合は、投与を中止し医療専門家の診察を受けるよう指導してください。
※本情報は医療専門家による診断や治療を代替するものではありません。
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