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医製剤品情報:セシオンせき止めEX液の製剤理作用と臨床効果

小林製剤品工業が製造するセシオンせき止めEX液は、せき,たんを目的とした鎮咳去痰製剤です。本剤には7種の有効成分が配合されており、それぞれが独自の製剤理作用を持ちます。 せき,たんに対して、L-カルボシステインは病状を緩和する作用があります。また、ジヒドロコデインリン酸塩は効果を発揮することで相乗効果を発揮します。
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配合成分の製剤理学的特性

L-カルボシステイン(750mg): 製剤理学的特性として去痰作用を持つ成分で、気道分泌物の正常化や粘液の排出を促進します。 作用機序は気道粘膜の分泌細胞を正常化し、粘液の質を改善することで去痰効果を示します。また、抗炎症作用も持ちます。 臨床効果として慢性気管支炎、気管支喘息、副鼻腔炎などの呼吸器疾患の病状改善に効果があります。 ジヒドロコデインリン酸塩(15mg): 製剤理学的特性として中枢性鎮咳製剤で、脳の咳中枢に直接作用して咳を抑制します。 作用機序は延髄の咳中枢を抑制することで咳反射を弱め、鎮咳効果をもたらします。 臨床効果として乾いた咳や痰の絡まない咳の抑制に効果的です。風邪やアレルギーによる咳を臨床病状を緩和します。 dl-メチルエフェドリン塩酸塩(37.5mg): 製剤理学的特性として気管支拡張作用を持つ交感神経刺激製剤で、気道を広げることで呼吸を楽にします。 作用機序は気管支平滑筋のβ2受容体を刺激して気管支を拡張させ、α受容体刺激による血管収縮作用も持ちます。 臨床効果としてせき、たんを伴う呼吸器系病状の緩和、気管支喘息の病状改善、鼻づまりの緩和に効果があります。 クロルフェニラミンマレイン酸塩(6mg): 製剤理学的特性として抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー病状を抑えます。 作用機序はヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ病状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を抑制します。 臨床効果としてくしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー病状や、かぜによる炎症反応を臨床病状を緩和します。 無水カフェイン(30mg): 製剤理学的特性として中枢神経を刺激する作用がある成分で、眠気を抑え、一時的な疲労感を軽減します。 作用機序は中枢神経系に作用してアデノシン受容体を遮断し、覚醒作用をもたらします。また、血管を収縮させる作用もあります。 臨床効果として頭痛・片頭痛の緩和、眠気の抑制、一時的な疲労感の軽減、呼吸器系の機能改善に効果があります。 カンゾウエキス(160mg): 製剤理学的特性として甘草から抽出したエキスで、抗炎症作用や抗アレルギー作用、去痰作用を持ちます。 作用機序はグリチルリチン酸などの成分が抗炎症作用を示し、また気道の分泌物を薄めることで去痰効果をもたらします。 臨床効果として咳やのどの炎症を鎮め、痰の排出を促します。胃粘膜を保護し、胃の不快感を緩和する作用もあります。 キキョウ流エキス(0.6mL): 製剤理学的特性としてキキョウの根から抽出したエキスで、去痰、鎮咳、抗炎症作用を持ちます。 作用機序はサポニンやフラボノイドなどの成分が気道分泌物を調整し、また炎症を抑制します。 臨床効果として咳、喘息、気管支炎などの呼吸器病状の緩和に効果があります。
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製剤理学的作用機序と臨床効果

これらの有効成分が協働的に作用することにより、せき,たんに対して複合的な治療効果を提供します。L-カルボシステインが病状を抑制, ジヒドロコデインリン酸塩が病状を抑制するなど、多面的な製剤理作用により病状の効率的な緩和を可能にします。
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副作用と臨床使用上の注意点

本剤の治療効果を最大化し副作用リスクを最小化するため、用法・用量の厳守が重要です。 特に注意すべき医学的所見として、本剤を服用している間は,次のいずれの医製剤品も使用しないこと 他の鎮咳去痰製剤,かぜ製剤,鎮静製剤,抗ヒスタミン剤を含有する内服製剤等(鼻炎用内服製剤,乗物酔い製剤,アレルギー用製剤等)、服用後,乗物又は機械類の運転操作をしないこと (眠気等があらわれることがある。)、授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けること。
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用法・用量および臨床使用ガイドライン

次の1回量を,1日3回食後に服用してください。(添付の目盛付コップではかり服用してください。) [年齢:1回量] 成人(15才以上):10mL 12才〜14才:6.6mL 12才未満:服用しないことを標準的な投与量としてください。病状の改善が見られない場合や有害事象が発現した場合は、投与を中止し医療専門家の診察を受けるよう指導してください。 ※本情報は医療専門家による診断や治療を代替するものではありません。
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