医薬品情報：ネクストクリーム24の薬理作用と臨床効果

新生薬品が製造するネクストクリーム24は、水虫，いんきんたむし，ぜにたむしを目的とした医薬品です。本剤には4種の有効成分が配合されており、それぞれが独自の薬理作用を持ちます。水虫，いんきんたむし，ぜにたむしに対して、テルビナフィン塩酸塩は症状を緩和する作用があります。また、クロタミトンは効果を発揮することで相乗効果を発揮します。

配合成分の薬理学的特性

テルビナフィン塩酸塩（10mg）: 薬理学的特性として抗真菌薬で、皮膚糸状菌などによる皮膚感染症の治療に用いられます。作用機序はスクアレンエポキシダーゼを阻害し、真菌細胞膜の主要成分であるエルゴステロールの合成を抑制します。臨床効果として水虫（足白癬、爪白癬）、たむし（体部白癬）、いんきんたむし（股部白癬）などの治療に薬理作用を示します。 クロタミトン（50mg）: 薬理学的特性としてかゆみを抑える作用を持つ成分で、様々な皮膚疾患の症状緩和に使用されます。作用機序は皮膚の知覚神経終末に作用し、かゆみの伝達を抑制します。また、駆虫作用も持ちます。臨床効果として湿疹、皮膚炎、虫刺され、じんましんなどによるかゆみの緩和、疥癬（かいせん）の治療に薬理作用を示します。 グリチルレチン酸（5mg）: 薬理学的特性としてカンゾウ（甘草）から抽出される成分で、抗炎症作用や抗アレルギー作用を持ちます。作用機序は炎症を引き起こす酵素の働きを抑制し、抗炎症作用を示します。皮膚の炎症を鎮める薬理作用を示します。臨床効果として湿疹、皮膚炎、かゆみなどの皮膚トラブルの緩和、日焼けによる炎症の軽減に薬理作用を示します。 l-メントール（20mg）: 薬理学的特性としてハッカから抽出される成分で、清涼感を与え、皮膚や粘膜の痛みやかゆみを和らげる作用があります。作用機序は皮膚や粘膜の冷覚受容体（TRPM8）を刺激し、冷感を生じさせることで痛みやかゆみを緩和します。臨床効果として皮膚のかゆみ、筋肉痛、関節痛、頭痛、のどの痛みや刺激感の緩和に薬理作用を示します。