赤ちゃんのインフルエンザ予防接種はどうする?
赤ちゃんのインフルエンザ予防は、生後6か月までは妊娠中の予防接種が有効です。インフルエンザウイルスを不活化したワクチンを妊婦が接種することで、抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに伝わります。赤ちゃんのインフルエンザ予防接種は生後6か月からですが、あまり効果は期待できません。
赤ちゃんのインフルエンザ予防接種
妊婦のインフルエンザ予防接種は日本産科婦人科学会などが呼びかけを実施。2015年の赤すぐ総研の調査では、妊婦の33%がインフルエンザの予防接種をしていました。
生後6か月から赤ちゃんもインフルエンザの予防接種を受けることができますが、抗体を作る機能が未熟なため大人ほどの効果は期待できません。そのため、家族が予防接種やマスクでしっかりと予防し、家のなかにウイルスを持ち込まないことが大切です。
万が一、赤ちゃんがインフルエンザに感染した場合は、病状を観察することが大切。基本は自宅でしっかりと休ませること。生後3か月未満の発熱や、いつもと比べミルクが飲めなかったり、不機嫌になったりする場合は、病院を受診したほうがよいでしょう。
赤ちゃんのインフルエンザ脳症
厚生労働省の研究班によると、幼い子は感染をきっかけに、脳機能が低下する「インフルエンザ脳症」をおこしやすいといいます。流行規模にもよりますが、例年5歳未満の子どもを中心に200人ほどに発症しているのです。。
インフルエンザ脳症のおもな症状は意識障害や痙攣、異常行動など。インフルエンザ脳症を発症した人の8%が死亡し、20~30%に麻痺などの神経後遺症があるといいます。
赤ちゃんを守るためには、何よりも大人の気配りが大事。周りに小さな子どもがいない人も、マスクをしてワクチンを接種し、街中で感染を広げないためのエチケットが求められています。
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