食事後の中性脂肪が高い隠れ中性脂肪を改善する
健康診断では異常がないのに、食事後の中性脂肪が高いのが「食後高脂血症」という病気です。中性脂肪が高いと心筋梗塞や狭心症になる危険性が高まります。食事後の高い中性脂肪改善する方法を紹介します。『ためしてガッテン』の「心筋梗塞を防ぐ新常識」で取り上げられていました。
食事後の高い中性脂肪の改善ポイント
食事後の中性脂肪が高い食後高脂血症を改善するポイントは、血液中の中性脂肪を分解する酵素「リポたんぱくリパーゼ」をいかに活性化できるかどうかにあります。その一番の方法は「運動すること」です。
そしてもう1つ、同じだけ重要なのが「内臓脂肪を減らすこと」。内臓脂肪は運動によって減るものなので、表裏一体といえるかもしれません。内臓脂肪を減らすなら、食べる量を減らすのが一番簡単な方法。また、動物性脂肪の摂取を控えることも有効です。
また、リポたんぱくリパーゼは筋肉組織を流れる毛細血管に多く存在しています。筋肉は多くエネルギーを使う部位であるため、そのぶんリポたんぱくリパーゼも多く存在するというわけ。このため、筋肉が増えればリポたんぱくリパーゼも増えるのです。
食事後の高い中性脂肪を下げる運動
食事後の高い中性脂肪を下げる運動といっても、めちゃくちゃ筋トレをする必要はありません。毎日1時間のウォーキングなどでも十分に効果があります。
実際、血液のにごりがあった人が2週間ウォーキングを実践したところ、見事に血液のにごりが改善していました。運動量の目安としては1日30分以上の早足ウォーキングです。
もう1つ、高い中性脂肪を改善するポイントは果糖を摂りすぎないこと。果糖は中性脂肪を高くする性質を持っています。甘いものを食べるのを控えたり、果糖が多く含まれる清涼飲料の摂りすぎに注意してください。
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