痛風の食べ物はプリン体オフより甘いものに注意
痛風を治すには尿酸値を下げるしかありません。痛風の食べ物といえば、分解されると尿酸に変化するプリン体を避けるのが一般的。しかし、プリン体が多く含まれている食事に注意するだけでは対策は不十分。そこで、痛風を食べ物で治すための正しい方法を見ていきましょう。
痛風の食べ物はプリン体以外に原因
痛風の食べ物といえば、プリン体オフなどプリン体を多く含む食品の摂取を控えることがよく知られています。レバーや魚卵、エビなどの食材を飲み会などで避けている人を見かけたことがあるでしょう。
しかし、プリン体が含まれる食品から尿酸になるのは、尿酸値全体の4分の1ほど。残りの4分の3は新陳代謝やエネルギーの燃えかすからできるのです。痛風の食べ物は、プリン体だけに注目していては残りの4分の3を見逃すことになります。
このため、痛風の食べ物はプリン体を1日400mgまでにコントロールするだけでは不十分。それ以外の食べ物にこそ痛風の原因があるのです。
痛風の食べ物で気をつけるべき果糖
痛風の食べ物で気をつけるべきは果糖です。砂糖というのはブドウ糖と果糖がほぼ半々で含まれるもの。このうち果糖は、燃料として燃やす過程で尿酸が作られてしまうのです。
つまり、お菓子などの甘いものは痛風の原因になります。果糖を多く含むソフトドリンク類も痛風の食べ物としては要注意です。
痛風の食べ物としては、アルコールにも気をつけるべきでしょう。じつは果糖と同様に、アルコールを分解する過程で尿酸が生産されてしまうのです。アルコールの飲み過ぎは、痛風の原因につながります。
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