遅延型アレルギーが体調不良の原因かもしれない
アレルギーといえば、皮膚がかゆくなったり蕁麻疹が出たり、息苦しくなったりする症状がよく知られています。しかし、まったく別の症状が出る「遅延型アレルギー」が存在するのです。『スゴ腕の専門外来SP4』の「超人気の専門外来を徹底取材」で紹介されていました。
遅延型アレルギーはIgG抗体でおこる
食べ物のアレルギーには2つのタイプがあります。食べてすぐ症状が出る即時型アレルギーと、食べて数時間から数日たってから症状が出る遅延型アレルギーです。
即時型アレルギーには「IgE抗体」が関わっていますが、一方の遅延型アレルギーは「IgG抗体」によっておこるまったく別モノ。蕁麻疹やかゆみとは違い、頭が痛かったりお腹の調子が悪かったり、肌荒れしたりといった症状が特徴です。いわばアレルギーとは直結しないような症状が現れます。
遅延型アレルギーの代表的な症状は「便秘・下痢・鼻水・鼻づまり・肌荒れ・不眠症・頭痛・うつ・不整脈・関節炎・ほてり・疲労感・ぜん息・ドライアイ」など。一見するとアレルギーとは直結しないものばかりです。このような症状が慢性化している人は、遅延型アレルギーかもしれません。
体調不良の正体は遅延型アレルギー
東京都・千代田区にある三番町ごきげんクリニックは、6年前から遅延型アレルギーの検査を導入。野菜や肉、フルーツ、乳製品から魚介類まで、96種類もの食べ物に対する抗体チェックが行われます。
検査は、採血した血液をアメリカの検査機関に送り、約4週間後に結果が届くというもの。検査費は43,200円で別途、初診料10,800円がかかります。
実際の検査では、人によっては22種類もの食品で反応が出る場合もあるとか。しかも、大好物の鶏肉に反応が出る人もいました。大好物だからといって、体に合う食材とは限らないということです。
つまり、原因不明の体調不良の正体は遅延型アレルギーの可能性があるということ。便秘や下痢、鼻水・鼻づまり、肌荒れなどに悩んでいる人は、食生活を見直してみると症状が解消するかもしれないのです。
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