甘いものを食べることがイライラの原因だった
イライラしたとき、つい欲しくなるのが甘いもの。甘いものを食べてストレス解消している人は多いはず。しかし、じつはこの甘いものがイライラを増幅させているのです。『駆け込みドクター!』の「お医者さんに聞きたい17の事」で紹介されていました。
甘いもので血糖値が急上昇して急降下
甘いものを食べると、血液中の血糖値が急激に上昇します。すると、膵臓は血糖を下げるインスリンを大量に分泌。血糖値は急激に下降します。つまり、甘いものを食べると血糖値が、急上昇して急降下するのです。
この血糖値の乱高下は膵臓の機能に異常を引き起こします。通常の食事で血糖値が上がっても、膵臓が過剰反応。インスリンを大量に分泌して、血糖値を下げてしまうのです。
この状態が「低血糖症」。じつは、甘いものを食べることがイライラの原因となってしまうのです。
甘いものはほどほどに楽しむのがよい
甘いものは血糖値を上げるという意味でよいのですが、急激に食べるのはNG。甘いもので急上昇した血糖値がインスリンで急降下すると、そのギャップでイライラしてしまうことになるのです。
このイライラで、さらに甘いものを食べてしまうと悪循環。最終的には、甘いものが常にないとイライラしてしまう状態になってしまいます。
糖質摂取の目安としては「自分の体重の半分のグラム」が適量といわれています。たとえば、体重50kgの人なら「25g」が適量というわけ。甘いものはほどほどに楽しむのがよいようです。