インフルエンザを劇的に予防「あいうべ」とは?
ある小学校で口の体操「あいうべ」の講座を行ったところ、インフルエンザを劇的に予防できたとか。「あいうべ」は舌や口のまわりの筋肉を鍛える体操。口を閉じた状態を保てるようになって、鼻呼吸できるようになります。口呼吸の改善が劇的にインフルエンザを予防するのです。
鼻呼吸だけでインフルエンザ予防
鼻呼吸では、鼻の粘膜に生えている鼻毛とリンパ組織が、空気中のウイルスやゴミをきれいにろ過してくれます。また、鼻から吸い込まれた空気は鼻の中を通ることで、加湿され温かくなって肺へと送られるのです。
インフルエンザウイルスなどの病原菌は、湿度に弱いという性質があります。通常は50%くらいの湿度があれば徐々に死滅するものです。
つまり鼻呼吸をしているだけで、そのフィルター機能と加湿機能によって、ウイルスの体内への侵入を防御。インフルエンザや風邪に感染しにくくなる予防ができるのです。
ところが口呼吸では、空気は口の中の水分を奪い取りながら体内に入っていきます。これではウイルスが死滅せず、体内に侵入しやすい状態です。
インフルエンザ予防に「あいうべ」
そして、多くの人が食べ物をあまりかまなくなった影響などで、口のまわりの筋肉が低下。口を開けたまま呼吸をする口呼吸が増えているのです。しかも、それは小学生などの若者だけでなく、高齢者にも増えています。
そして、口呼吸を鼻呼吸に変える体操が「あいうべ」なのです。やり方は、下記のとおり。4つの動作を繰り返すだけです。
【インフルエンザ予防法】
- 「あー」と口を大きく開く
- 「いー」と大きく横に広げる
- 「うー」と口を強く突き出す
- 「べー」と舌を突き出す
ポイントは大げさなくらい口を大きく動かすこと。そして、1回を5秒かけてゆっくり行うことです。1日30回を目安に毎日やるのがオススメ。超えは出しても出さなくてもかまいません。
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