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仙腸関節による腰痛の改善にはドローインが効く

仙腸関節は、上半身と下半身をつなぐ人体の中でも重要な関節であることは意外と知られていません。上半身からの衝撃を仙腸関節の微妙な動きがわらげてくれます。このため仙腸関節が機能不全になると、その衝撃をまわりの筋肉や腱で受け止めることになり、それが腰痛の原因となるのでした。



仙腸関節による腰痛の改善にはドローインが効く


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仙腸関節の機能不全が腰痛の原因

仙腸関節とは背骨の最下部にあたる仙骨と、骨盤の一部である腸骨をつなぐ関節です。仙腸関節は、上半身と骨盤以下の下半身をつなぐ大切なジョイント。仙腸関節の細かな動きが免震構造ように上半身からの衝撃を吸収しています。

このため、急な衝撃などで仙腸関節が機能不全になると、上半身からの衝撃を周囲の筋肉や腱が受け止めることに…。こうして酷使された筋肉や腱が腰痛の原因となるわけです。

人間の骨格を横から見ると、じつは腹部の骨格は背骨しかありません。この背骨が骨盤とジョイントしている部分が仙腸関節になります。仙腸関節が衝撃を吸収する役割がいかに重要かがわかるでしょう。


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仙腸関節の腰痛をドローインで解消

そんな仙腸関節による腰痛には、お腹をへこませた状態をキープするドローインが効果を発揮します。ドローインでおもに鍛えられるのは腹横筋。腹横筋が仙腸関節への負荷をやわらげてくれるからです。

腹横筋は、お腹をコルセットのように包んでいる円柱状のインナーマッスル。ウエストまわりを引き締めて姿勢を保持する役割がよく知られています。じつは腹横筋は、上半身の重みを受け止める役目も果たしてるのです。

腹横筋は、腹部の骨格の空白地帯を支えるように存在しています。ドローインで腹横筋が強化することで、上半身からの衝撃を仙腸関節から分散。負荷が軽減した仙腸関節が安定すると、自然と腰痛が解消していくというわけです。

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