グレリンの老化防止効果がたった2日で現れた!
老化防止ホルモン「グレリン」の効果を検証してみましょう。実験を行うのは、以前に比べて疲れやすく、疲れも取れなくなったという64歳の女性。年齢以上に老いを感じているといいます。すると、グレリンの老化防止効果がたった2日で現れたのです。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。
グレリンの老化防止効果の実験
女性の1日の食生活を見てみると、朝8時の朝食と昼1時の昼食のあいだに間食が2回、夜7時の夕食のあいだにも間食が2回ありました。今回のグレリンの老化防止効果の実験では、この4回の間食をすべてやめてもらいます。
さらに、女性のお腹にはマイクを装着。グレリンの大量分泌の証である、お腹の「グゥー」という音を捉えます。検証期間は2日。この短い期間で、驚きの若返り効果をもたらすのでした。
朝8時の朝食のあと、間食をグッと我慢するものの、お腹の音は鳴りません。朝食から6時後の午後2時、お腹は鳴っていないものの、さすがにお腹がすいたので昼食を食べ始めました。
グレリンの分泌で老廃物が減少
お腹が鳴らなくても空腹さえ感じていれば、グレリンはある程度は分泌されているはずです。昼食後はお腹を音を鳴らそうと、ふだんは車で行く買い物にも歩きで行きます。
しかし、グレリンがもっとも分泌しているお腹の「グゥー」という音は聞けないまま、空腹がピークになった午後8時に夕食。結果、1日目はお腹は鳴りませんでしたが、間食は我慢して空腹になるのを待って食事をすることができました。
さっそく1日終わって、細胞の老化度を調べます。改善前は7.53ng/mlだった細胞内の老廃物の量は、たった1日で4.43ng/mlまで減少していることがわかりました。お腹が鳴らなかったものの、グレリンは確実に分泌されているようです。
グレリン大量分泌で数値が正常値
チャレンジ2日目、朝食を終えた女性は間食を我慢するだけでなく、さらにお腹を減らそうと掃除に精を出します。しかし、お昼近くになっても、なかなかお腹は鳴ってくれません。
ところが、ちょっと休憩とこたつの定位置に座った午後12時過ぎ、ついに「グゥー」というお腹の音が鳴ったのです。昼食を食べたあとの夕方にもお腹の音。夕飯の支度中も何度も鳴っていました。順調にグレリンが分泌されています。
見事に「グゥー」というお腹の音を連発できたこの日、細胞の老化はどう変化しているのでしょうか? さっそく細胞の老廃物の量を調べてみると、なんと2.93ng/mlと、正常値の範囲内にまで下がっていました。
■「老化防止」おすすめ記事
ルテインは加齢黄斑変性など目の老化を予防
シワの原因は骨の老化!1日2分の若返り運動
老化防止ホルモン「グレリン」は空腹時に分泌
フリーラジカル対策はアンチエイジングの基本
耳下腺マッサージでアンチエイジングができる