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40代からの医療情報…現役看護師が監修

がん発症の報告をすると異動を命じられた!!

「働くがん患者」は全国に32万人もいるといいます。そんな彼らはどのように働いているのでしょう? 日本では珍しい「がんの夜間外来」がある江戸川病院に通院する人々の実例を見てみましょう。3月30日放送『駆け込みドクター!』の「2人に1人がかかる病がんを知ろうSP」で取り上げられていました。



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2年前に前立腺がんを発症した54歳の男性はIT関係の会社に勤めています。頻尿が気になって会社の近くの病院で検査を受けたろころ、悪性の腫瘍と診断されたのです。頭をよぎったのは「家族」のこと、そして「仕事」のことでした。

治療は7週間、毎日通院して半日時間がとられるというもの。営業の第一線で活躍していた男性は、会社にも同僚にも迷惑をかけることに悩んだといいます。しかし、会社の発症の事実を報告すると、異動を命じられたといいます。

そんなとき、江戸川病院の夜間外来を知りました。部署は異動になりましたが、何事もよい経験…と働くことが生きがいです。

運送関係に務める51歳の男性は、昨年10月に首のリンパ節にがんが見つかりました。悪性であることがわかったときは、家族も含めてショックは隠せない状態。長期間の治療と仕事への影響は覚悟しました。

そんなときに夜間外来を見つけたのです。「会社勤めの人に非常に助かるシステム」で、仕事を休まないで通院ができる「仕事と通院の両立が図れる」といいます。「どこでもやっているシステムじゃない」ということで感銘を受けたと話します。

がんの一般的なイメージは「恐ろしい病気」や「死」というもの。通常は仕事に支障が出ると思われがちです。そのため、出世競争からの脱落や左遷、異動を避けるために、がんであることを隠して働き続けるといいます。がんに対する社会の偏見は根深いのです。

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