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肝臓が「沈黙の臓器」と呼ばれる理由とは?

「沈黙の臓器」といわれている「肝臓」。じつは人間ドックを受けると「4人に1人は異常値」があるといわれています。そもそも肝臓は、なぜ沈黙の臓器と呼ばれるのでしょう? 肝臓の働きを見ていくとともに、どんな特徴があるのかを探っていきましょう。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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肝臓にはおもに3つの働きがある

そもそも肝臓とは、およそ「2千5百億個」の細胞からなる体内最大の臓器です。重さは大人で「体重の1/50」に相当します。70kgの人なら1,400gほどです。そして、肝臓にはおもに3つの働きがあります。

その1は「代謝」です。食べ物から摂った栄養素を貯蔵し、必要なときにエネルギーとして供給します。その2は「解毒作用」です。アルコールや薬などに含まれる有毒な物質を分解して無毒化します。

そして、肝臓の働きその3は「胆汁の生成・分泌」です。脂質の消化吸収を助けて老廃物を流す胆汁を作り出して分泌しています。


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肝臓が「沈黙の臓器」といわれる由縁

これらさまざまな役割をはたすため、肝臓には大量の血液が流れ込むもの。その量は1分間におよそ「1.5リットル」です。こうして、栄養や酸素を取り込んでいます。

さらに、肝臓は再生能力が非常に高いのも特徴です。手術で70%を切除しても4ヶ月~半年後で元どおりの大きさになり、機能も回復します。しかし、これが「落とし穴」です。

肝臓は機能がすぐれているために、ある程度、病気が進行しないと自覚症状は現れません。これが「沈黙の臓器」といわれる由縁です。気づいたときには手遅れに…ということにならないように、定期的な検診でチェックしましょう。

■1月19日放送『駆け込みドクター!』
【4人に1人は異常値!?沈黙の臓器…肝臓SP】
サプリメントでも発症!薬物性肝障害とは?

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