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40代からの医療情報…現役看護師が監修

転倒防止に大切な「目・耳・足の裏」センサー

高齢者の転倒は骨折にも直結するため、インナーマッスル強化などさまざまな転倒防止策が紹介されています。しかし、転倒の本当の原因は平衡感覚の衰えにあります。だからこそ、加齢によって衰える「目・耳・足の裏」のセンサーを鍛えることが大切なのです。『別冊主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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高齢者の転倒を防止するには


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転倒防止に大切なのは平衡感覚

加齢による平衡感覚の衰えは、転倒を招く原因になります。高齢者の転倒は骨折にも直結。寝たきりになってしまう原因でもあります。

これまでの転倒防止策は、下半身や股関節のインナーマッスルを鍛えるなど、体力面での取り組みがほとんどでした。しかし転倒防止に本当に大切なのは、平衡感覚のセンサーとなる「目」と「耳」と「足の裏」です。

周りの情報を確認する目のセンサーと、平衡感覚を感じる耳のセンサーをうまく働かせる必要があります。さらに、ふらついたときに転倒しないよう、体のバランスを保つための足の裏のセンサーも重要なのです。


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転倒防止に目・耳・足の裏を鍛える

まずは、周囲の情報をキャッチする目のセンサーを鍛えます。それが高齢者向け動体視力の鍛え方です。やり方は簡単。安全な歩道から道路を左右に走る車を目で追うだけです。
高齢者向け「動体視力の鍛え方」で転倒防止

次に紹介するのは、三半規管を鍛えるトレーニング法。利用するのはバランスボールです。これで耳のセンサーをうまく使えるようになります。微妙に体が揺れているため、三半規管が鍛えられるのです。
三半規管を鍛えるバランスボールトレーニング

最後は、足の裏センサーです。体が傾いていることを敏感にキャッチして、転びにくい体になっていきます。その方法は、指をまっすぐにして両腕を肩の高さで前方に伸ばして、その場で足踏みをするだけです。
足の裏の深部知覚センサーを鍛えて転倒防止

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