「民間介護保険」を選ぶポイントは4つある
高齢になってからの介護に備え「民間介護保険」に加入すべきか悩むところ。公的介護保険だけで十分なのか、なかなか想像つかないものです。将来的には財政悪化による公的介護保険の縮小もありえるでしょう。貯蓄も大切ですが、介護期間がどの程度続くのかもわかりません。
そこで「民間介護保険」を選ぶときのポイントを紹介します。まずは次の4つを考えるとよいでしょう。
【民間介護保険の選ぶポイント】
- 保障の期間
- 給付は一時金か年金か
- 保険料は掛け捨てか積み立て型か
- 介護給付金の額と保険料
「保障期間」と「給付金」については、終身で亡くなるまで年金が支払われる商品を選びます。介護状態になったときに一生涯、給付が続くという安心感があるとないとでは気持ちが大きく違います。介護保障以外に死亡保障などがある「積み立て型」は保険料が割高ですが、まったくの無駄にはならないという意味で安心感につながるでしょう。
公益財団法人「家計経済研究所」の調査によると、在宅介護に必要な1人あたり費用は平均月69,000円でした。このうち40,000~50,000円程度を民間介護保険でカバーできれば、備えのメドはある程度立つでしょう。