アスパラの保存は冷蔵室に立てておくのが正解!
アスパラは野菜の中でも非常に足の早い食材。買ってすぐに食べるのがオススメです。とはいえ、安売りなどでアスパラを保存する機会もあるでしょう。アスパラを新鮮で長持ちさせる保存するなら冷蔵室に立てておくのが正解です。『あさイチ』で取り上げられていました。
アスパラを保存するなら立てること
じつはアスパラ農家がアスパラを収穫するのは朝の4時30分。それは1日で一番気温が低い時間帯だからです。アスパラガスは温度に敏感な作物。収穫後はすぐに4度に設定した冷蔵庫で保存しています。目安は5度以下。アスパラガスの活動を低下させるためです。
温度ごとの水分の蒸発量を比べてみると、温度が高いほど水分が失われています。これはアスパラが呼吸をして活動が活発になっているからです。そのため、ビタミンCの含有量も温度が高いほどその量は減り続け、15度では2割近くも減少。5度以下でアスパラを保存するのはこの理由からです。
さらに鮮度を保つための保存方法があります。それは「立てる」こと。アスパラを横向きに置いておくと、徐々に穂先が上へと向いていきます。重量を感じて立ち上がろうとする性質があるからです。
このときにアスパラは栄養分を使ってしまうため、味が落ちる原因になってしまいます。アスパラは生えている状態で保存するのが無理がかからず、鮮度維持に一番適しているのです。
アスパラの保存は野菜室でなく冷蔵室
冷蔵庫でアスパラを保存する場合は、野菜室ではなく冷蔵室の飲み物コーナーに入れるのがポイント。野菜室は通常6度程度に設定されていて、アスパラの保存には少し高めです。
野菜室は湿度も少し高いのもアスパラの保存に適していません。そこで通常4度に設定されている冷蔵室のほうが、保存に適しているというわけです。
筒の底に湿らせた新聞紙を敷いて立ててアスパラを保存するのがベスト。牛乳パックの下の部分を切って、そこに立てておくだけでもだいぶ違うでしょう。
ちなみに、スーパーなどでアスパラを選ぶときは「穂先」がポイント。アスパラは収穫後も成長を続けています。穂先が成長しているものは、そこに栄養分が使われてしまっているのです。このため、穂先がまだ開かずにキュッと締まったアスパラを選ぶようにしましょう。
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