血圧が高い人がトイレを我慢すると失神するかも

高血圧は明確な症状がないため、サイレントキラーとも呼ばれます。そんな事態を避けるためにも、血圧が高い人には気をつけるべき生活習慣があります。血圧が高い人が絶対にやってはいけないことを紹介します。『駆け込みドクター』の「脱・高血圧のススメ」で取り上げられていました。

血圧が高い人の運転はこまめに休憩

渋滞や割り込み、クラクション…車の運転は血圧が上がることだらけ。しかし、イライラだけではありません。事実、車を運転するだけでも血圧は上がります。

運転中は緊張した状態が続くため、血圧が30～40は高いといわれているとか。たとえば、血圧が高い人で上が「135」の人は「170」を超えてしまいます。この数値、失神や心筋梗塞を引き起こす危険もあるほどです。

それでは、血圧が高い人は車の運転時にどうしたらよいのでしょう。血圧を下げるにはリラックスがもっとも効果的。こまめに休息をとることを心がけましょう。

体を温めて血液の流れをよくしてくれるサウナは、血圧が高い人には要注意です。とくに危険なのが90度を超える高温サウナに入るとき。外とサウナ室との温度差で、急激に血圧が上下してしまいます。

最悪の場合、意識障害を引き起こすこともあるのです。さらに動脈硬化などの疾患があると、脳梗塞や心筋梗塞につながりかねません。

血圧はサウナに入っているときは下がり、外に出た瞬間に上昇します。このため、サウナ後の水風呂などはもってのほか。血管がキュッと締まって、血圧が急上昇してしまうのです。

血圧が高い人はトイレを我慢してはいけません。おしっこを我慢して膀胱が緊張すると、交感神経が心臓を活発にさせて血圧を上げてしまうのです。さらに、一気に放出すると血圧が急下降。気持ちよく出してそのまま失神することもあるのです。

血圧が高い人がやってはいけない運動もあります。その代表的なものが「腕立て伏せ」です。腕立て伏せのように、息を止めて瞬間的に強い力を入れる無酸素運動は、一時的に血圧を急激に上昇させます。

重いものを持ち上げるときも血圧は上がるので要注意です。血圧が高い人の運度は、ウォーキングや水泳、サイクリングなどがおすすめ。ゆっくりと酸素を取り込みながらの有酸素運動が効果的です。