メンタルトレーナー考案の快眠法「感情日記」
一流アスリートのみならず、不眠に悩む多くの人々を快眠に導いてきたとっておきの方法があります。それがメンタルトレーナーの田中ウルヴェ京さん考案の「感情日記」です。『主治医が見つかる診療所』の「睡眠ホルモンの出し方」で紹介されていました。
メンタルトレーナーの田中ウルヴェ京
メンタルトレーナーの田中ウルヴェ京さんは、ソウルオリンピックのシンクロナイズドスイミング・銅メダリスト。あの小谷実可子さんととデュエットを組んでいた人です。
引退後はアメリカに渡り、大学院でスポーツ心理学を勉強。メンタルトレーナーとなって、数多くの人の睡眠改善に取り組んできたのです。これまでもシンクロナイズドスイミングの日本代表や、卓球女子日本代表の選手たちを指導。世界各国のナショナルチームでも心のケアで支えてきました。
そんなメンタルトレーナーが考案した、寝る1時間前からできる忙しい現代人のための快眠法があります。それが寝る1時間前に行う「感情日記」です。感情日記は、自分の感情を吐き出すような言葉を書いて整理する作業。眠る前に自分の不安や心配事を日記に書き出します。
メンタルトレーナー考案の感情日記
メンタルトレーナーが考案した感情日記は次のような流れ。「明日の打合せが心配」という感情から「打合せの何が心配か」→「苦手な人と会うこと」→「なぜその人が苦手か」→「段取りが悪いと注意されるから」…という感じです。このように、不安を自問自答しながら順番に書き出していきます。
感情日記によって、漠然としていた不安の正体がわかり心が落ち着くのです。また、書くという作業で心の整理ができます。書きながら何に不安なのか、何に緊張しているかも書き出します。これによって自分を客観視できるのです。
メンタルトレーナー考案の感情日記には、もう1つ重要なポイントがあります。それは書いた日記を閉じたら「この自分は終了」と引き出しの中にしまってしまうこと。悩んでいた自分はどこかにしまってしまったと設定して寝るのです。日記をしまうことで、もう不安は片付いたと暗示をかけることが、快眠につながります。
■『主治医が見つかる診療所』
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