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「脳卒中」から命を守る非常に有効な方法!

「脳卒中」から命を守るために、非常に有効な方法が見つかりました。そのキーワードが「FAST」です。イギリスで2009年から定期的に放送されている、脳卒中の早期発見を促すテレビCMがあります。このCMによって、イギリスでは脳卒中による年間死亡者数が、約53,000人から約43,900人と1万人近くも減りました。そのポイントが「FAST」の確認です。



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この「FAST」は「Face」「Arms」「Speech」「Time」の頭文字を並べたものです。

  • F→Face【顔がゆがんでいないか?】
  • A→Arms【腕が上がるか?】
  • S→Speech【話せるか?】
  • T→Time【一刻も早く救急車】

「顔」は、ボーっとしているとわかりにくいので、わざと顔の筋肉を動かすために口を左右に広げるのです。片側だけが下がっていたりすれば脳梗塞の疑いがあります。もっと極端になれば、よだれや飲み物がこぶれるようになります。

「腕」は、手のひらを上に向け、両腕を前に出して目を閉じて確かめます。この状態で、片方が自然に下がったり回ってしまうと、脳に異常のある可能性があるのです。「バレーサイン」と呼ばれる方法です。

「話」は、言葉を作る能力がおかしくなってきます。「あいうえお」がうまく発音できなくなるのです。最後の「時間」は、いかに早く治療するかがポイントになります。

脳卒中から自分自身や家族の命を守るためには、まず「顔」で顔の半分が下がっていないかどうか、次に「腕」で片方の腕が下がってしまわないか、そして「話」でろれつが回らなかったりしていないかどうか、3つのうち1つでも当てはまったら、次はもっとも重要な「時間」です。すぐにでも救急車を呼んで、病院へ行かなくてはなりません。

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