医薬品情報:新ナザロン点鼻薬の薬理作用と臨床効果
健創製薬が製造する新ナザロン点鼻薬は、急性鼻炎,アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸病状の緩和:鼻づまり,鼻水(鼻汁過多),くしゃみ,頭重を目的とした鼻炎薬です。本剤には4種の有効成分が配合されており、それぞれが独自の薬理作用を持ちます。
急性鼻炎,アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸病状の緩和:鼻づまり,鼻水(鼻汁過多),くしゃみ,頭重に対して、ナファゾリン塩酸塩は病状を緩和する作用があります。また、クロルフェニラミンマレイン酸塩は効果を発揮することで相乗効果を発揮します。
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配合成分の薬理学的特性
ナファゾリン塩酸塩(50mg): 本成分は血管収縮作用を持つ交感神経刺激薬で、鼻づまりの緩和や目の充血を改善します。 薬理学的にはα-アドレナリン受容体を刺激して血管を収縮させ、鼻粘膜や結膜の腫れや充血を軽減します。 臨床的には鼻づまり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、結膜充血などの病状改善に薬理作用を示します。
クロルフェニラミンマレイン酸塩(500mg): 本成分は抗ヒスタミン作用を持つ成分で、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのアレルギー病状を抑えます。 薬理学的にはヒスタミンH1受容体をブロックすることで、かぜ病状やアレルギー反応の原因となる炎症反応を阻害作用があります。 臨床的にはくしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみなどのアレルギー病状や、かぜによる炎症反応を病状を軽減します。
セチルピリジニウム塩化物水和物(50mg): 本成分は殺菌・消毒作用を持つ成分で、口腔内や喉の感染症予防に使用されます。 薬理学的には細菌の細胞膜を破壊することで殺菌効果を発揮します。広範囲の細菌に薬理作用を示します。 臨床的には口内炎、のどの炎症、歯周病などの口腔内感染症の予防と治療に薬理作用を示します。
グリチルリチン酸二カリウム(300mg): 本成分は甘草(カンゾウ)から抽出される成分で、抗炎症作用や抗アレルギー作用を持ちます。 薬理学的にはコルチゾールの代謝を阻害することで抗炎症作用を示し、また免疫調節機能も持ちます。 臨床的には炎症やアレルギー病状の緩和、口内炎やのどの痛みの軽減、肝機能の保護、胃粘膜の保護に薬理作用を示します。
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薬理学的作用機序と臨床効果
これらの有効成分が協働的に作用することにより、急性鼻炎,アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による次の諸病状の緩和:鼻づまり,鼻水(鼻汁過多),くしゃみ,頭重に対して複合的な治療効果を提供します。ナファゾリン塩酸塩が効果を発揮, クロルフェニラミンマレイン酸塩が病状を抑制するなど、多面的な薬理作用により病状の効率的な緩和を可能にします。
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副作用と臨床使用上の注意点
本剤の治療効果を最大化し副作用リスクを最小化するため、用法・用量の厳守が重要です。 特に注意すべき医学的所見として、アレルギー病状を起こしたことがある人。
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用法・用量および臨床使用ガイドライン
次の1回量を1日6回を限度として,鼻腔内に噴霧する。
なお,適用間隔は3時間以上あけること。
[年令:1回量]
成人(15才以上):1〜2度ずつ
7才以上15才未満:1〜2度ずつ
7才未満:使用しないことを標準的な投与量としてください。病状の改善が見られない場合や有害事象が発現した場合は、投与を中止し医療専門家の診察を受けるよう指導してください。
※本情報は医療専門家による診断や治療を代替するものではありません。
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