便秘の原因はただの思い込みかもしれない!?

便秘の原因は「ただの思い込み」という場合があります。医学的に正常な排便回数は週3回以上。排便が2～3日に1回あれば健康体なのです。毎日出ないからと便秘だと思い込んで病院に駆け込む人も少なくないとか。そこで便秘でないことを指摘され快便になる人もいるのです。『ためしてガッテン』で紹介されていました。

医学的な排便回数の正常範囲は？

一般的に便秘は女性に多いといわれています。それは女性ホルモンが大腸の働きを抑える作用があるからと考えられてきました。

しかし、人口千人あたり便秘で悩んでいる人がどれくらいいるかを男女別・年代別にまとめてみると、60代くらいから男性の人数が上昇。80代になると、男性が女性を逆転しているのです。

そもそも「便秘」とはどういう状態のことを指すのでしょう？　医学的にいうと、排便回数の正常範囲は週3回以上1日3回以下となります。じつは排便が毎日ないと健康じゃないわけではありません。2～3日に1回もあれば正常なのでした。

それでは男性が高齢になって急増しているのはなぜでしょう？　男女で共通していえることは、便秘は老化現象のひとつであるということ。いわば当たり前のことといえます。

一方で、高齢になるにつれて食事の量は減ってくるもの。それにつれて便の量や頻度が減るのは当然のことといえます。

このため若いころの毎日出るイメージでいると、便秘ではないかと誤解するケースが急増。本当は便秘でないにもかかわらず、便秘だと思い込んでしまう高齢者が多いのです。

場合によっては、毎日でなくても便秘じゃない…と診断されたことによって、快便になったという人もいます。あなたの便秘の原因もただの思い込みかもしれません。週3回以上の排便があれば便秘ではないと覚えておきましょう。

■10月1日放送『ためしてガッテン』
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