牛皿・から揚げ定食(並盛)は、牛皿とから揚げを組み合わせた満足感のある定食メニューです。一食あたりの塩分量は5.3gと、成人の1日の推奨塩分摂取量(男性7.5g未満、女性6.5g未満)の70%程度を占めています。 この塩分は牛皿のタレ、から揚げの衣に含まれる塩分、味噌汁、漬物などから来ています。牛皿のタレは醤油ベースの甘辛い味わいが特徴で、から揚げは衣に塩や調味料が使われており、これらが主な塩分の供給源となっています。 栄養学的には、塩分(ナトリウム)は体内の水分バランスの調整や神経伝達など、重要な生理機能を担っています。しかし、過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病などのリスク要因となります。日本人の平均塩分摂取量は10g前後と言われており、WHO(世界保健機関)の推奨する5g未満を大きく上回っています。 このメニューの塩分量は決して少なくはありませんが、いくつかの工夫で塩分摂取を抑えることができます。例えば、牛皿のタレを全て飲み干さず少し残す、味噌汁(塩分1.3g程度)は半分ほど残す、漬物(塩分1.1g程度)も少し残すなどの工夫が効果的です。また、から揚げにタルタルソース(塩分0.8g)やヤンニョムソース(塩分1.1g)をかける場合は量を控えめにすると良いでしょう。 牛肉には良質なタンパク質や鉄分、亜鉛などのミネラルが含まれており、適度な摂取は健康維持に役立ちます。食事後には水分をしっかり摂ることで、余分な塩分を排出する助けとなります。その日の他の食事では塩分を控えめにするなど、1日の総塩分摂取量に注意しましょう。