知らぬ間に「脊椎圧迫骨折」簡単チェック法
骨が弱くなって骨折しやすくなる病気が「骨粗しょう症」。この病気が進むことで、本人が気づかぬうちに「背骨」が骨折していることがあるのだとか。それが「脊椎圧迫骨折」です。脊椎圧迫骨折のチェック方法も併せて見ていきましょう。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。
脊椎圧迫骨折になると逆流性食道炎
骨粗しょう症が原因で近年もっとも急増しているのが「背骨の骨折」である「脊椎圧迫骨折」。背骨が自分の体重で押しつぶされて骨折してしまうのです。
脊椎が圧迫されるため、胃や食道、膀胱に障害が現れたり、歩けなくなる可能性もあります。さらに、寝たきりになり活動が激減する人も多いため、死亡率が1.8倍も高まったという研究結果もあるのです。
脊椎圧迫骨折になると、背骨が丸くなって内臓が圧迫されるため、食道・胃・大腸などの消化器に負担がかかり「逆流性食道炎」にかかりやすくなります。放っておくと「胸やけ」「消化不良」「便秘」などに悩まされる場合もあるのです。
脊椎圧迫骨折かどうかのチェック法
怖ろしいのは、骨がもろくなる病気は自覚症状が出にくいこと。脊椎圧迫骨折になっても、気づかない場合が多いのです。とくに次のことに当てはまる人は注意が必要です。
【脊椎圧迫骨折チェック】
- 身長が最大から2cm以上縮んだ
- 壁に背中とお尻を付けたとき頭が壁に付かない
両親や近い身内に太ももの骨折があった人は要注意。体質的に骨が弱い可能性があるからです。骨密度は半分が遺伝、半分が生活習慣といわれています。
■5月11日放送『駆け込みドクター!』
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