帯状疱疹後神経痛は半年ほどで回復が困難になる
帯状疱疹は、水ぼうそうになった後に体の神経に潜んでいたウイルスが、免疫力の低下によって再び活性化することで発症する病気。発疹や痛みが出ます。そして、水疱が治っても神経が傷んだ状態が続き、神経痛に移行したのが帯状疱疹後神経痛です。帯状疱疹後神経痛の治療法などを見ていきます。
帯状疱疹後神経痛で視力は低下しない
一般に3か月~半年が経過しても違和感や鈍痛治らなければ、帯状疱疹後神経痛と診断されます。帯状疱疹の痛みが強かった人や、50~60代以上の人がなりやすいのが帯状疱疹後神経痛です。
帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹ができて間もないうちに強い痛みを取り除けば、神経痛に移行する割合が減ると考えられます。しかし、帯状疱疹後神経痛になってしまうと半年ほどで回復が困難になるのです。
帯状疱疹後神経痛が1年以上たつと、完治は難しいでしょう。治療は痛みを和らげることが目標となります。ただし、帯状疱疹後神経痛で視力が低下することはありません。ただし、帯状疱疹の段階では可能性があります。
帯状疱疹後神経痛に神経ブロック療法
帯状疱疹後神経痛の治療法は、1つが鎮痛薬や抗うつ薬の服用です。効果を感じられない時は一度やめてみて、服用していた時と痛みの具合を比較。別の薬に替えるか判断します。
帯状疱疹後神経痛の治療で、神経やその周辺に麻酔薬を注射して痛みの経路を遮るのが神経ブロック療法です。帯状疱疹後神経痛の発症から時間がたっていても、この治療が初めての人には効果が期待できます。
帯状疱疹後神経痛で慢性的に痛みを感じるようになると、精神的に不安定になりがちです。じっとしていると、さらに痛みを感じて悪循環に陥ります。帯状疱疹後神経痛の痛みが気にならないよう活動的に過ごしましょう。
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