子どもが育つ魔法の言葉は叱るより褒めること
教育のハウツーや子育てメソッドは数知れず。子どもが育つ魔法の言葉はあるのでしょうか? 全国の父母2,000人にアンケートを行った結果、じつに1,755人もの父母が悩んでいたのが「叱るより褒めたほうが頭のよい子になる」でした。『得する人損する人』で紹介されていました。
褒めることは子どもが育つ魔法の言葉
はたして、子どもを叱るよりも褒めるほうがよいのでしょうか? たとえば、こんな調査があります。キーボードをうまく打つトレーニングをして、褒めたグループと褒めないグループを追跡調査しました。その結果、褒めたグループのほうが翌日の成績がよかったのです。
脳の中には、線条体という気管があります。線条体は、行動と快楽を結び付けてやる気を生み出すのに関わる脳の部位です。よいことをして褒める…を繰り返すと、線条体が予測的に活動を増すようになります。
すると、よいことをしようと思うだけで線条体が活性化して「やる気・意欲・集中力」につながるようになるのです。つまり、褒めることは子どもが育つ魔法の言葉なのでした。
子どもが育つ魔法の言葉にも問題点
ただし、子どもが育つ魔法の言葉にも問題点があります。よいことをして褒める…を続けると、よいことをしようと思うときは脳活動が高まるものの、実際に褒められたときには脳活動が下がる現象がおきるのです。
しかも、たまに褒め忘れたりすると、一気に脳活動が低下することもあります。とはいえ、これを防ぐ方法もじつはわかっているのです。
褒めることを必ず100%で行うと、こういった現象が発生します。このため、50~75%の確率で褒めることがポイント。ときどき間引くように、子どもが育つ魔法の言葉を使ったほうが、褒められたときの効果が高まるのです。
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