水洗トイレはフタをしてから流すのが正解だった
イギリスで発見された食中毒を防ぐ水洗トイレのフタの使い方があります。じつは、水洗トイレで水を流すと細かい水滴が飛散。この水滴に含まれるウイルスや細菌で食中毒に感染します。水洗トイレはフタをしてから流すのが正解です。『ためしてガッテン』で紹介されていました。
水洗トイレで食中毒の感染がおきる
暑い季節に注意したいのが食中毒。0-157やノロウイルスなど、お腹をくだしてつらい思いした経験がある人もいるでしょう。じつは最近、その食中毒の感染が水洗トイレでもおきていることがわかったのです。
2012年、イギリスの研究者によって発表された水洗トイレの食中毒に関する論文。研究によると、食中毒にかかった人の便に含まれている細菌やウイルスは、なぜかトイレに入った人にくっ付いて、二次感染をおこしているというのです。
論文の著者に聞くと、水洗トイレには細菌やウイルスをまき散らすスイッチがあるとのこと。それが水洗レバーです。彼らの研究によると、水洗トイレを流す水流によって、便に含まれるウイルスや細菌が空気中にまき散らされていることがわかったのです。
水洗トイレはフタを締めてから流す
実際、特殊な光で便器を照らして水洗レバーをひねると、映し出されたのは水洗トイレの中から飛び出す水滴。この中に細菌やウイルスが含まれているのです。さらに、カメラには映らないミクロな水滴が、90分以上も浮遊しているといいます。
いま日本でも対策が迫られています。東京医科大学の中村教授は「水洗トイレはやはりフタを締めて流すというクセをつけるべき」とのこと。「せめて下痢をしたときにはフタをして流すようにするべき」と話していました。
とくにノロウイルスは水滴に含まれるわずかなウイルスでも、口から入ってしまうと感染の危険があります。水洗トイレはフタを締めてから、流すように心がける必要があるのです。
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