ミトコンドリアを増やすにはスイッチがあった
私たちの体には、ミトコンドリアを増やすスイッチが存在しています。ミトコンドリアを増やすスイッチは、ちょっとツラい運動です。それを実際に確かめたのが、信州大学の能勢博教授です。中高年の体力アップの方法を研究しています。『ためしてガッテン』で取り上げられていました。
1万歩ではミトコンドリアは増えない
能勢教授が最初に注目したのが、誰でも手軽にできるウォーキング。スタミナはもちろん、さまざまな健康効果が期待できると考えたからです。そこで8年前、250人を対象に実験を行いました。
毎日1万歩を目標に歩いてもらって、5か月後の体の変化を調べたのです。結果は意外なものでした。血圧は少し下がったものの、ほかは目立った変化はなし。肝心の持久力は、歩き始める前よりむしろ下がったしまったのです。
ただ歩くだけではミトコンドリアは増やせないということ。そこで能勢教授はひらめきました。ウォーキングにあることを加えることで、ミトコンドリアを増やすことに成功したのです。
ミトコンドリアを増やすスイッチ
ミトコンドリアを増やすスイッチはインターバル速歩。ゆっくり3分歩いたあと、早歩きを3分。これを交互に繰り返す運動法です。1万歩の運動と比べると、血圧はグンと下がりました。そして、持久力は10%もアップしたのです。
松本市に住む71歳の男性は、インターバル速歩でミトコンドリアを増やすことによって、スタミナアップを実感している人の1人。以前は1日1万歩のウォーキングを日課にしていましたが、効果はあまり感じていませんでした。
ところが、5年前にインターバル速歩を取り入れたところ、持久力が5か月で10%アップ。疲れにくい体になったのです。山登りやスキーを趣味とする男性。前はきつかったところがスーッと登れたり、つらいと思っていたコースも楽に滑れるといいます。
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