シニア用スマホはドコモとソフトバンクから
スマートフォン(スマホ)に関心はあるけれど、使いこなせるか不安…そん
なシニア層やスマホ初心者にもスマホを広げようと、携帯電話各社も力を入れ始めています。
初心者がまず戸惑うのが、画面を直接さわって操作する「タッチパネル」でしょう。そんな人たちにも使いやすいよう工夫されたのが、いわゆるシニア向け端末です。
代表格はNTTドコモの「らくらくスマートフォン」シリーズ。文字やアイコンを大きくし、メニュー画面は「電話」「メール」「インターネット」など、よく使う機能に絞ってシンプルな構成。またタッチ画面は、ボタン操作の感覚に近づけ、画面を押し込むと反応する設定になっています。
ソフトバンクも2013年5月から「シンプルスマホ」を発売しました。シンプルで見やすい画面、しっかりと押す操作感に加え、「虫メガネ」機能で画面の好きなところを拡大して見られるようにしたのが特徴です。
ただし、これらシニア向け端末の多くは「アプリ」と呼ばれるソフトをあとから追加できないなどの制約もあります。地図アプリや交通機関の乗り換え案内、フェイスブック、ツイッターなど、最初から50以上のアプリが入っていますが、無料でメッセージや通話ができる「LINE(ライン)」が使えない…というケースもあります。なお、NTTドコモは10月30日から利用可能になっています。
すでに入っているアプリで十分なのか、もっとフルに使いこなしたいのか、使い方に合わせて選ぶ必要があるでしょう。au(エーユー)は「シニア向け」として出している端末はないが、一般のラインアップのなかにシンプルなメニュー画面に切り替えができる機能を持った機種もいくつかあります。
また6月から、困ったときに24時間いつでも電話で対応してくれる会員制の「auスマートサポート」を始めました。専任のスタッフが、使い方の説明から使いこなすためのコツなど、相談に乗ってくれます。NTTドコモ、ソフトバンクも電話でのサポートサービスは提供中。こちらは年中無休ですが、時間は午前9時から午後8時となっています。
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